遺品整理のコンテナ

高齢化社会の現代だからこそ必要とされる「遺品整理士」とは?

遺品整理士認定協会世間では少子高齢化や核家族化などが問題視されていますが、そんな現代において少しずつ脚光を浴びているのが「遺品整理士」です

近年ではメディアで取り上げられることも増えており、その需要は今後よりいっそう高まっていくとされています。

しかし、まだまだ一般に浸透しているわけではなく、「これまで名前を聞いたこともなかった」という方もいるのではないでしょうか。そんな方のために、ここでは遺品整理士についてまとめてみました。

似た名前をしている「遺品査定士」との違いについても簡単に触れているので、ぜひそちらもご覧ください

遺品整理士とは

遺品整理士遺品整理に関する専門的な知識や技術、法律知識を身につけたうえで正しく遺品整理を行える者、またはその者が取得できる資格をいいます。

一口に“遺品整理”と言っても、その仕事内容は多岐にわたります。

たとえば、「遺品の仕分け」「遺品の供養」「探し物の捜索」「故人の家内の清掃」などが挙げられます。副業や趣味の一環として資格を取得する人も増えており、現在は世界中で2万人を超える人が遺品整理業に携わっているといわれています。

遺品整理士の需要は増加している

高齢者少子高齢化が進んでいる現代において、4人に1人が65歳以上の高齢者といわれています。

また、もうひとつ進んでいるのが核家族化であり、これらの影響によって一人暮らしをする高齢者の数が増加しています。

長年一人暮らしを続けた末、寿命や病気で息を引き取って孤独死するケースが増えると考えられています。

そんな現代において、親族の代わりに遺品の整理、供養を行う遺品整理士の需要が高まっています

遺族の手だけでは難しい

遺族遺品整理というと、これまでは遺族の手ですべて行うのが一般的でした。しかし、少子高齢化や核家族化が進んでいる現代においては、遺族の力だけで行うことが困難になっています

だからこそ、今必要されているのが遺品整理士です。「物理的に遺品整理をしに行くのが厳しい」「親族とはいえ、血縁関係が遠いことから遺品整理を引き受けたくない」といった事例が増えており、そういった場合に遺品整理士に依頼するケースが多々見られます。

2030年問題

2030年問題超高齢化社会が年々顕著になっていくことが予想される現代において、問題視されているもののひとつが「2030年問題」です。

これはその名のとおり、2030年の日本に降りかかるおそれがある社会的問題の総称をいいます。今以上に高齢化や核家族化が進行するほか、総人口の減少や未婚者の増加、そして孤独死する人の増加などが考えられます

これらの影響により、現代はもちろんのこと、2030年やそれ以降はさらに遺品整理士の需要が高まることが予想されます。

不正な遺品整理業者の排除

不正業者を拒否する女性遺品整理士の役割のひとつとして、「遺品整理業界の健全化」が挙げられます。

年々遺品整理士の需要が高まっているとはいえ、遺品整理業界の法整備はまだまだ不十分なのが現状です。

その結果、遺品整理を請け負っている業者の中には、以下のような悪質な業者も確認されています。

・見積もり段階では格安の料金を提示し、実際は法外な料金を請求する

・引き取った遺品を不法投棄する

・故人の口座から現金を引き下ろす

遺品整理士資格には、このような遺品整理業界のモラルの低下を食い止め、本来のあるべき姿に是正する目的もあります。

遺品整理に関する正しい知識、法律知識を身に着け、遵守することで悪徳業者を排除します。

遺品整理士と遺品査定士

遺品査定士遺品整理士と同じく遺品にまつわることに従事し、近年注目されているのが「遺品査定士」です。

名前だけ見ればどちらも変わらないように思えるかもしれませんが、実際はまったくの別物です。

では、その違いを具体的に見てみましょう。

遺品査定士とは

鑑定する遺品査定士幅広いジャンルの査定士と提携して適切な相場で遺品を査定・買取する専門家、またはその者が取得できる資格をいいます。

遺品整理に関する知識はもちろんのこと、査定や買取に関する知識にも精通しています。

遺品査定士と遺品整理士の違い

遺品を処分する業者遺品査定士は、遺品整理士と違って遺品の整理や処分をすることができません。

一方の遺品整理士は、遺品査定士のように遺品を査定し、買い取ることができません

遺品を「処分するのか」、それとも「買い取って次に繋げるのか」という明確な違いがあります。

遺品整理士資格は必須ではない!?

遺品を運ぶ業者遺品整理士は「一般社団法人遺品整理士認定協会」の民間資格(民間団体もしくは企業が任意で認定する資格)です。

つまり、この資格に法的拘束力はありません

しかし、近年では遺品整理業界の健全化を実現するために、行政が遺品整理士資格を有する者に優先して業務を振るように働きかけています。

まとめ

オペレーターいかがでしょうか。ここでは遺品整理士やその必要性について、そして遺品査定士との違いについてまとめてみました。

今後、ますます需要が高まることが予想される遺品整理士。

故人が残した思い出深い品々を正しく供養してあげるために、遺品整理をする際は手を借りてみてはいかがでしょうか。