遺品整理を不用品回収業者に依頼するのはあり?

不用品回収インターネットで遺品整理の業者を探してみると、「遺品整理を専門に手がけている業者」とは別に、「不用品回収とともに遺品整理も手がけている業者」がいることに気づくと思います。

「不用品回収の◯◯屋です!遺品整理も承ります」といった自己紹介文をホームページに載せている業者です。

「今度ウチでも遺品整理をすることになったんだけど、ああいう業者にお願いしてもいいものかな?」そんな疑問をお持ちの方もいるのではないかと思います。

というわけで、ここでは「遺品整理」「不用品回収」の違いについて、また業者の選び方についてまとめてみたいと思います。

「遺品整理」と「不用品回収」の違い

回収業者遺品整理も不用品回収も、「最終的に不用な物を引き取って処分する」という点では変わりません。

ただし、不用品回収が「ゴミを捨てること」であるのに対して、遺品整理は「故人が遺した物を扱うこと」であるという違いがあります

遺品整理の専門業者は、遺族の依頼をもとに遺品を丁寧に扱い、「残すべき物」と「処分する物」に分ける作業を行います。

考えている主婦一方、不用品回収の専門業者はすべてをひとまとめにしてトラックの荷台に積みこみます。「所詮はゴミ」というわけで、扱いもそれほど丁寧ではないでしょう(もちろん家から運び出す段階では丁寧に扱ってくれると思いますが)。

というわけで、「不用品回収業者に遺品整理を任せるのはあまり適切ではない」これがひとまずの結論といえます。

ただし、最近は不用品回収業を行いつつ遺品整理も手がけているという業者が少なくありません。「遺品整理士」などの資格を持つスタッフがいるという業者です。このような業者は、どうなのでしょうか?やはり「なし」なのでしょうか。それとも「あり」でしょうか。

「遺品整理も手がけている不用品回収業者」に依頼するのはあり?

依頼結論からいえば、「遺品整理も手がけている不用品回収業者」に遺品整理を依頼するのは「あり」です。

遺品整理のノウハウを持つスタッフがいるのであれば、お任せしても良いでしょう。

ただし、業者を選ぶときには以下に挙げるような点に注意する必要があります。

「遺品整理士」が在籍する業者を選ぶ

遺品整理士最近では、遺品整理という仕事の認知度が上がっていることもあり、不用品回収業者が本業とともに手がけているケースが多く見られます。

しかし、中には「名ばかり」の業者もいます。「結局、ゴミを捨てるのに変わりはないだろう」という意識のもとで、遺品整理士の資格を持たないスタッフが“遺品整理らしき作業”を行います。(※遺品整理士の資格がなくても、遺品整理業を行うことはできます)このような業者の中には、遺品を雑に扱ったり、貴重品を誤って不用物と一緒にまとめてしまったりするようなところもあるようです。

遺品整理士の教材せっかく選ぶのであれば、そのような業者ではない、スタッフの中に一定数の「遺品整理の勉強をしたスタッフ」をそろえている業者を選びましょう

遺品整理士を在籍させている業者です。この資格を取るには、教科書やDVDで学び、試験を受けてパスする必要があります。

遺品整理士は、その過程で遺品を扱うための心構えを学び、技術と知識を身につけています。つまり、遺族にとっては“信頼できる業者”であるわけです。

経験豊富で「供養」もできる業者を選ぶ

寺と提携している回収業者廃棄が決まった遺品は、処分される前に業者によってお寺に運ばれて「供養」されるのが一般的です。お坊さんが念仏を唱えることで、遺品に宿った故人の霊を成仏させます。

「必ずしなければならない」と決まっているわけではありませんが、「しないよりはしたほうがいい」といえます。遺族の精神的な負担をやわらげるためにも。

というわけで、不用品回収業者に遺品整理を依頼する際には、遺品整理の経験が豊富でお寺とも提携している、そのような業者を選ぶのがふさわしいといえるでしょう。

不用品回収業者に依頼すべきケース

・もうすでに遺品整理は遺族で済ませてしまった

・あとは不用品を捨てるだけ

・供養とかも、特に行わなくてよい

このような場合は、「遺品整理の専門業者」にこだわる必要はありません。不用品回収業者に持って行ってもらってOKです。

不用品回収業者ただしこのとき、「無許可の業者」には気をつけましょう。無許可の業者とは、「一般廃棄物処理業」の営業許可を持っていない業者のことです。

「一般廃棄物処理業」とは、家庭から出た不用品・廃棄物を引き取って処理するノウハウのこと。

この営業許可を取得している業者は、法律で決まった方法で処理場に運び、きちんとした手続きを踏んで不用品・廃棄物を処分することができます。

不法投棄一方、営業許可を持っていない業者は処理場に不用品・廃棄物を運び込むことができません。依頼者から不用品回収の料金を取り、あとは適当な場所に不用品を不法投棄してすませてしまう、という悪質な仕事をします。

警察に不法投棄が発覚した場合、業者の前に依頼者であるあなたが疑われる可能性があります。

捨てられた遺品の中に故人の名前が見つかったことがきっかけで、警察の捜査線上にあなたの名前が浮かび上がり、事情を聞かれるということになるわけです。

このようなトラブルに巻き込まれないためにも、事前に「一般廃棄物処理業」の許可の有無を確かめることが大切です

まとめ

いかがでしょうか。今回は、「遺品整理と不用品回収」をテーマにお送りしました。

・遺品整理の専門業者に依頼するのが望ましい

・不用品回収業者の中にも遺品整理の経験と知識を持つ業者もいる

・「捨てるだけ」の場合は不用品回収業者に依頼してOK

ポイントは以上の3点です。業者を選ぶ際には、ぜひ参考にしてみてください。