遺品整理のコンテナ

遺品や部屋のお祓いは必要?遺品整理後にすべき「心の整理」について

お祓いとは?

遺品をお祓いするまずは、そもそも「お祓い」とはどのような意味を持つ儀式なのか、その点についてまとめてみたいと思います。

故人が遺した物品を処分したり、受け継ぐべき物を分けたりする遺品整理。その後に行う場合がある儀式こそ、お祓いです。

お坊さんや神主さんを呼び、遺族が並んで遺品を並べ、お経やお祈りを捧げてもらう儀式を執り行います。

「お祓い=オハライ=お払い」とは、文字通り「払って取り除くこと」を意味します。ここで払い落とすのは、「死」という現象によって生まれたネガティブな感情であるといえます。

人の死は、残された人々や遺品に、なかなか消えないシミのようなネガティブな痕跡を刻みつけようとします。

そのようなネガティブなものを取り去って一区切りをつけ、純粋に故人を悼む気持ちだけを残すために行われる儀式……。それが、お祓いというものなのです。

「お祓い」と「供養」

遺品供養「お祓いと供養ってどう違うの?」という方もいらっしゃると思いますが、本質的な違いはありません。

「お祓い」は神道の儀式で、神社の神主さんが行うもの。一方、「供養」は仏教の儀式で、お寺のお坊さんが行うもの。

いずれにせよ、「死」に一区切りつけることがその目的といえます。

お焚き上げお祓いや供養の一環として、遺品の中でも特に「廃棄する」と決めたものを燃やす「お焚き上げ」を行う場合もあります。

古来、火はケガレを清めるパワーがあると考えられてきました。ケガレ=ネガティブなものを浄化し、煙とともに天に返してくれるものである、と。現在も行われている「お焚き上げ」は、その名残りです。

「このままでは気持ちが落ち着かない」
「遺品を見ているとひどく落ち込んでしまう」

そんなときは、お祓いをしてもらってネガティブなものを払い清め、心の整理をつける必要があるといえるかもしれません。

「部屋のお祓い」は必要?

部屋のお祓い遺品を並べて、お祓いをする。その意味はお分かりいただけたのではないかと思います。

それは、遺族が「気持ちの整理」をつけるために必要な儀式であるといえます。しかし、「部屋のお祓い」は必要なのでしょうか?

結論からいえば、必ずしも必要であるとはいえません。遺品のお祓いをしてもらう場合と同じく、家族に看取られて故人が息を引き取った部屋をお祓いするケースはありますが、特に気持ちのわだかまりがない場合は不要です

ただし、部屋のお祓いが必要不可欠なケースもあります。

必要なケースとは?

アパートの何もない部屋たとえば、アパートの一室で誰にも看取られることなく、自殺や孤独死によって亡くなったケースです

さまざまな人に見守られながら、満たされた気持ちで旅立ったわけではなく、むしろ誰に知られることもなく世界の片隅に追いやられたような気持ちで最期を迎えることになった故人。

その思いは、家族でなくても推察することができるでしょう。たとえば、アパートの大家さんにも、隣や向かいの部屋に住んでいた人たちにも。

部屋のお祓い満たされない寂しい思いのまま旅立たなければならなかった故人の魂のようなものが、ネガティブな影をまとってそこに存在し続けているような感じがしてしまうわけです。

部屋のお祓いは、残された家族はもちろんのこと、その部屋を所有し続けるアパートの大家さんや、隣近所の人たちのために行う儀式といえます。

ある意味では、残された家族にとってマナーのひとつであるといえるでしょう。

お祓いのやり方

申し込みしようとしている女性遺品や部屋のお祓いのやり方は、決して難しいものではありません。

お祓いの儀式自体は素人が行うには難しいものですが、“その道の専門家”に依頼することでスムーズに行うことができます

神社・お寺に依頼

神主お祓いの儀式を専門的に行っている人たち、つまり神社の神主さんやお寺の住職さんに依頼するという方法があります。

故人が熱心に通っていたお寺があるという場合は、そのお寺に依頼するのが一番といえるでしょう。

神主さんは烏帽子に狩衣を着けた正装でお祈りを捧げ、住職さんは袈裟を身につけて念仏を唱え、それぞれの伝統にのっとった儀式をしっかりと執り行ってくれます。

遺品整理業者に依頼

遺品整理業者遺品整理を手がける業者の中には、神社やお寺と提携しているところもあります。

あらかじめ「お祓いも一緒に行いたい」と依頼をしておくと、遺品整理当日に神主さんや住職さんを呼んでお祓い・供養を行い、整理した遺品を「お焚き上げ」するまで、スムーズに行うことができます

まとめ

遺品整理士いかがでしょうか。遺品や部屋のお祓いを行う意味と、その方法についてお分かりいただけたのではないかと思います。人が亡くなったあと、その人の肉体は消え去ってしまいますが、思い出や存在感は心の中に残り続けます。

お祓いは、その思い出や存在感を決してネガティブな姿で残さないために行う儀式です。

また、自殺や孤独死のような家族以外の人にも衝撃をもたらす出来事があった場合には、部屋のお祓いもしっかり行う必要があるといえます

最初から「お祓いもする」と決めている場合は、神社やお寺と提携している遺品整理業者に依頼するのが最も便利です。物の整理も心の整理も、スムーズに行うことができるでしょう。